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 岸本ゼミではファイナンス(資金運用、資金調達、証券に関する教育・研究分野)を中心に勉強しまず。まず、春学期には、経営学の専門書を輪読します。輪読で読む専門書は、年度によって異なる分野から選んでいます。たとえば、2018年度はAIに関する書籍とIoTに関する書籍を読みました。また,2019年度は宮川壽夫著『企業価値の神秘』,2020年度は岸本直樹・池田昌幸共著『入門・証券投資論』、2021年度は新井富雄・高橋文郎・芹田敏夫共著『コーポレート・ファイナンス-基礎と応用―』を読みました。さらに,2022年度は,スティーブン・ロビンズ著『組織行動のマネジメント』を読みました。ちなみに、岸本ゼミの輪読では、各章の担当者が事前に用意したレジュメに基づいて担当の章の概要を紹介した後、他の数人のゼミ生が予め指定されたポイントについて質問したり、コメントをしたりしてゼミ生全体の理解が深まる工夫をしています。

 次に、秋学期には、ゼミ生各自が選んだ企業について分析をした結果を発表します。具体的には、まず、分析対象に選んだ企業が属する業界について概要を説明します。次に、対象企業のビジネスそのものを分析した結果を発表します。さらに、対象企業に関する財務分析の結果を発表します。そして、最後に、対象企業の強みと弱みを総合的に判断した上で、対象企業の株式に投資するか、また、銀行の立場から追加的な融資を行うかという点について判断します。このように、投資家あるいは資金の貸し手の立場から企業を分析することによって、企業の経営をみる実際的な力を付けることをねらっています。

 なお、これらの輪読と企業分析のほか、コロナ禍以前は、春休みには合宿、夏休み中には工場見学,企業のセミナー出席,あるいは,合宿をしていました。さらに、通常、8月あるいは9月に、OB、OGの方から就職先企業や産業を紹介するプレゼンをやってもらっていました。したがって,コロナ禍が収まれば,それらの活動を再開する予定です。

​ ちなみに,このページの写真は,コロナ禍直前の,2020年3月に行った合宿で撮ったものです。

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